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LTV(Life Time Value)と呼ばれる、生涯顧客価値についての公式をご存知でしょうか?
生涯顧客価値とは、
1人が1つのお店にもたらす、一生涯の売上
についてのことを表現します。
■失客率という概念
次に出てくる公式に、「失客率」という言葉が出てきますが、
失客率(%)=100(%)-リピート率(%)
という式があります。
リピート率は、お客さんが再度来店して、同じ金額を売り上げる割合です。
■LTVの公式
LTVの公式はこちらです。
◯1回、5,000円。リピート率75%の場合
例えば、
1人が1回5,000円の健康茶を買った。
それで、100人中75人がリピートして、また買いに来たとすると、
失客率(%)=100(%)-75(%)=25(%)
なので、
となります。
つまり、どういうことかというと、1人辺り健康茶を20,000円買うのが確定するというわけです。
最初に100人のお客を集客することができれば、その後、何もしなくても、
20,000(円)×100(人)=2,000,000(円)
の売上が入ってくるということです。
逆算すると400個の健康茶が売れるわけですね。
この中で、健康茶を作る原価なり、人件費なりを引いた残りが儲けとなるわけです。
逆に考えると、ここまではお金をかけても赤字にならないわけです。
◯1回、5,000円。リピート率87.5%の場合
リピート率だけ、75%→87.5%に上がったとします。
失客率(%)=100(%)-75(%)=12.5(%)
となりますので、LTVは、
となります。
最初に100人のお客さんが来たとすると、
40,000(円)×100(人)=4,000,000(円)
の売上が入ってくるということです。
■LTVの定理
ここで、重要な定理をひとつ。
この記事では、
- 失客率25%
- 失客率12.5%
をシュミレーションしました。
失客率を半分にしたらどうなったかというと、
LTVが、20,000円→40,000円と、2倍になりました。
定理=失客率が半分になると、LTVが2倍になる
ということです。
つまり、リピート率を上げると、単価を変えなくても売上が上がるということですね。
現在は不況ですので、値段を下げてしまうと、ライバル店も下げてしまうので、お互いに首を締めてしまうことになります。
値段をそのままに、リピート率を上げて、売上を上げていく方法が賢いと言えるでしょう。
この記事は、次世代起業家育成セミナーのその1、第3章の要約です。


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